intra-martの隠しコマンド?

はじめに

みなさまこんにちは、またしてもマサキです。
外は随分と涼しくなってきました。早々秋物に着替えた方も多いのではないでしょうか。
9月も半分を回り、平成最後の年末が見えてくる頃合です。
これからも何かと『平成最後の××』が盛りだくさんですので、張り切っていきましょう。

さて今回は、intra-martのワークフロー開発で役に立つ豆知識を一つご紹介します。
intra-mart技術者、特にintra-mart開発を最近始めた方向けのテーマです。

【前置き】システム案件IDとユーザデータID

初めてintra-martのワークフローに触れるという方が、まずぶつかるがこの聞き慣れない単語『システム案件ID』ではないでしょうか。
さらに『ユーザデータID』というものもあって、頭の中でごっちゃになりやすい要素ですね。

いずれも、ワークフローを起票・申請したとき、その案件を特定するために用いられる一意のIDです。
『システム案件ID』と『ユーザデータID」は1:1の関係にあり、 どちらか一方だけあれば、案件について欲しい情報を引き出すことができます。

このとき、それぞれの用途は以下のようになっています。

  • システム案件ID(SystemMatterId):ワークフロー側が採番し、システム内部でのみ利用するID
  • ユーザデータID(UserDataId):ユーザコンテンツ側が任意のタイミングで採番し、業務データとの関連付けなどに用いるID

二つのIDの関係イメージ
二つのIDの関係イメージ

システム開発において、ワークフローと連携する業務テーブルの外部キーとして用いるのは『ユーザデータID』である、と覚えておけば、ひとまず問題ありません。

逆に、intra-martがもともと持っているテーブルからデータを取得する場合には『システム案件ID』をキーとして利用します。
APIの引数などでしばしば要求されるかと思われます。

システム案件IDを知りたい

システム案件IDがあれば、案件の情報はなんでも取得できます。
しかし、intra-martの標準画面を見る限り、システム案件IDという項目は見当たりません。
もちろんデータベースをのぞけば分かりますが、それではあまりに手間ですね。

そこで今回は、簡単にシステム案件IDを確認する方法をご紹介します。

intra-martの隠しコマンド

intra-martの標準画面である『未処理一覧画面』を開いてください。

未処理一覧画面
未処理一覧画面
この状態で、キーボードから『Ctrl + Shift + i』を入力してみましょう。
隠しコマンド入力後イメージ
隠しコマンド入力後イメージ
一覧の一番左に、システム案件IDを表示する列が現れました。
また、『Ctrl + Shift + o』を押すと元に戻ります。

簡単にシステム案件IDを確認できましたね!
これは開発の中で非常に重宝するのではないでしょうか。
同じコマンドを使って、他の一覧(一部を除く)でも同様の操作が可能です。

intra-martの隠しコマンド?

このコマンドは、intra-martをご存じな方でも、あまり知る機会のないものではないでしょうか。
隠しコマンドと言いつつ、実は公式ドキュメントにも載ってはいるのですが、
有用性の割に、トラブルシューティングの片隅にTipsとして記されているのみです。

intra-mart IM-Workflow トラブルシューティング
https://www.intra-mart.jp/download/product/iap/im_workflow/im_workflow_troubleshooting/texts/assemble_information/index.html#tips

それから、確認した限りでは、intra-mart開発者ブログの昔の記事にて紹介されていたりしました。

intra-mart Developer Site
https://dev.intra-mart.jp/intra-mart_advent_calendar_2013_14im-workflow/

もう五年も前の記事ですか……。
2013年ということは、『intra-mart Accel Platform』の初期には既に存在していたコマンドなのですね。

Tips
intra-mart Accel Platform(iAP)は、2012年秋からの呼称となります。
以降、春夏秋冬(後に秋がなくなる)のシーズンごとにバージョンアップする今のスタイルに変わりました。

もちろん、現時点での最新バージョン(2018Summer)でもこのコマンドは有効です。

いずれにせよ、intra-martのガイドラインを隅々まで読破していないと、あとあとまで気づけない可能性は大いに有り得そうです。

おわりに

intra-mart開発ブログいわく、今回ご紹介したようなコマンドは他にもあるようです。
ゲームの裏技を探すかのごとく、片っ端から調べてみるのも面白いかもしれません。
が、そういった調査に割ける時間もなかなかありませんし、ぱぱっと一覧にして見せてもらえたらうれしいナ、というのが正直なところですね。

それでは、今回はこれまで。
時節柄、体調も崩しやすいかと思われますので、みなさまくれぐれもご自愛くださいませ。