AsciiDocの良いところ

開発部のS.Kです。 AsciiDocについて少し調べてみたので、共有してみたいと思います。

AsciiDocとは?

AsciiDocは、軽量のマークアップ言語です。 Markdownを知っている方は、それとよく似た言語と考えていただければ、分かりやすいと思います。 知名度で言えばMarkdownの方が圧倒的に高いですが、AsciiDocにはMarkdownには無い機能がいくつかあります。

AsciiDocの利点

表の幅広い記述・表現が可能

AsciiDocは表を色々な記法で記述できます。 Markdownと同じような罫線風の記述も出来ますし、csvのようなカンマ区切りの記述も出来ます。 表示に関しても、セル内での改行やセル結合も可能です。 Markdownでも表は描けますが、あまり細かい記述はできません。

外部ファイルを文書内に埋め込める

include構文を使うことで、外部ファイルを文書に埋め込むことができます。 これは画像の埋め込み表示とは異なり、AsciiDocで書かれた文書をその位置に差し込むように利用することが出来ます。 これを用いることで、複数の文書で共通する記述を共有したりできます。 また、エクステンションを追加すればplantUMLで記述したUMLを表示することもできるので、そういったものを読み込むのも効果的です。

まとめ

AsciiDocを総評すると、Markdownをより高機能かつシステマチックにした感じの言語です。 Markdownで文書管理したいけど機能が少し物足りない、という方はAsciiDocも検討してはいかがでしょうか。 AsciiDocを記述する専用テキストエディタとしては、AsciidocFXなどがあります。 それ以外にも、Atom, VSCode, SublimeTextなどの有名エディタに拡張機能がそれぞれ存在するので、試してみるのも良いと思います。