intra-martとkintoneを連携してみる

ワークフロー(intra-mart)の申請データをアプリ(kintone)に連携させてみました。

intra-martのLogic Designerとkintone REST APIを使い、ノンプログラミングで実現することができました。

今回はその際の手順を整理したいと思います。

やったこと

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1. kintone

1.1. kintoneアプリをつくる

kintoneのアプリを作ります。

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アプリのAPIトークンを生成します。アクセス権にもチェックを入れておきます。

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2. intra-mart

2-1. 申請画面をつくる (BIS)

BISでフォームを作成します。 f:id:hamaguchiyu:20190628180954p:plain

2-2. REST定義をつくる (Logic Designer)

Logic Designerの [ユーザ定義] > [REST定義新規作成] からREST定義を作成します。

入力値には下記を設定します。

  • apiToken、domain、app ・・・ kintoneに接続するための情報
  • record ・・・ kitoneに登録する情報 f:id:hamaguchiyu:20190628181335p:plain

リクエスト情報・レスポンス情報を設定します。 上記の入力値で定義した「domain」「apiToken」を使用して、エンドポイント・リクエストヘッダを設定します。

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2-3. ロジックフローをつくる (Logic Designer)

[ロジックフロー定義一覧] からロジックフローを新規作成します。

フローには上記で作成したREST定義(kintone_register1)を設定します。

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入出力設定、定数設定の設定を行います。

入力出力設定には申請画面の入力値(textbox1)を定義します。

定数設定にはkintoneの接続情報(apiToken、app、domain)を定義します。

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REST定義に入力、定数の値をマッピングします。

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2-4. 案件終了処理を設定する (BIS)

BISで [外部連携] > [データソース] よりデータソースを作成します。フロー定義には上記で作成したロジックフローを指定します。

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BISの[フロー編集]から、上記で作成したロジックフローを案件終了処理に指定します。

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以上で設定は完了です。

3. 実行結果

intra-martのワークフローを承認して案件を完了させてみます。

無事にkintoneアプリにintra-martのワークフロー申請情報が登録されました。

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Logic Designerとkintone REST APIを使えば、intra-mart x kintone連携も簡単に実現できますね。