intra-mart Accel Platformの2024 Spring(Iris)バージョンからAccel StudioアプリケーションのGit連携機能が追加されました。
また、2024 Autumn(Jasmine)バージョンではGit連携先が拡充され、GitHub以外のサービス(GitLab、Backlog)と連携可能となりました。
今回の記事ではAccel StudioアプリケーションにおけるGit連携機能を、GitLabを用いて実際に使用してみましたので、その紹介を行います。
準備
GitLab側とintra-mart側での準備をそれぞれ記載します。
GitLab
1-1. Git連携を行うGitLabアカウントの個人設定から、「アクセストークン」画面を開きます。
1-2. Token nameに任意の名前を入力し、Select scopesで「read_repository」「write_repository」を選択し、アクセストークンを作成します。生成したアクセストークンはメモしておきます。
2-1. 連携したいAccel Studioアプリケーションを格納するためのGitLabプロジェクトを新規作成します。
※1つのAccel Studioアプリケーションに1つのGitLabプロジェクトが必要です。
2-2. 作成したプロジェクトのclone用のURLを確認しメモしておきます。
intra-mart
3-1. サイトマップ>Accel Studio>Git連携>Git認証定義画面を開き、上記1-1で生成したトークンと必要項目を入力して登録します。
Gitアップロード
Git連携ボタン(以下キャプチャの赤線に囲まれたボタン)を押下し、上記2-2で確認したclone用のURLを連携先URL入力欄に入力します。
アップロードコメントを入力し、「アップロード」ボタンを押下しGitアップロードを行います。
Gitインポート
初回インポート
サイトマップ>Accel Studio>Git連携>リモートリポジトリからインポート を押下し、
リポジトリのURL欄(以下キャプチャの赤線に囲まれたボタン)に、インポートしたいプロジェクトのclone用のURLを入力します。
取得したいブランチを選択し、「内容の確認へ」ボタンを押下し、インポートを実行します。
2回目以降インポート
※初回インポートを行ったAccel Studioアプリケーションに対しては、以下の2回目以降インポートの手順でインポートを行います。
※Gitのリモートリポジトリで更新された資材を反映するためにはインポート操作が必要です。
Accel Studioアプリケーション管理画面のGit連携メニュー内「インポート」ボタンを押下し、インポートを実行します。
Git連携の利点
ローコード資材のGit連携をすると以下のような利点があります。
・資材の保全性を高くすることができる。
・過去のバージョンを含む資材の管理が容易にできる。
・いつ誰がどのような資材変更を反映したかについて自明になる。
終わりに
GitLabを用いたGit連携の手順を紹介しました。
Accel StudioのGit連携は変更の差分が確認でき、開発において非常に便利な機能です。
ぜひみなさんの環境でも導入を検討してみてはいかがでしょうか。
本記事には記載していない制約などもありますので、
詳細は以下リンクのintra-mart社によるGit連携についてのドキュメントからご確認ください。