共通マスタ インポート/エクスポート ジョブ その2

はじめに

こんにちは。開発部のS.Rです。気がついたら一年の半分が過ぎていました。
今後は有意義な時間が過ごせるように、振り返りのスパンを短くしようと思っています。

今回は前回の『共通マスタ インポート/エクスポート ジョブ』の続きとなります。
共通マスタをインポート/エクスポートする際のデータファイルについて解説します。

データファイル

インポート/エクスポートする際には二種類のデータファイル形式が利用可能です。

CSV フォーマット
XML フォーマット

以下ではそれぞれの違いについてまとめます。

インポートにおける違い

CSV XML
文字コード 設定ファイル内の文字コード必須 設定ファイル内の文字コード無視(XMLファイルのヘッダで判断される)
設定ファイル エンティティの指定が必須 エンティティの指定が不要
インポートするデータファイル エンティティ単位 データ領域単位

Tips
データ領域とエンティティの関係はこちらを参照ください。

3. データ領域 — IM-共通マスタ インポート・エクスポート仕様書   第11版 2020-08-01   intra-mart Accel Platform

以下に例を出します。

データ領域 エンティティ
会社グループ 会社グループ、会社グループ内包、会社グループ所属
ユーザ ユーザ、ユーザ分類所属
通貨 通貨、通貨精度、通貨換算コード、通貨レート

エクスポートにおける違い

CSV XML
ファイルの出力単位 エンティティ エンティティ、データ領域
扱える期間情報 指定した日付上の1期間のみ 存在するすべての期間

おわりに

intra-mart初学者の方にとって、情報の"期間化"は馴染み無いものと思いますが、使いこなせばとても便利なものです。
インポート/エクスポート等、使用する際の制約や注意事項を一つずつ抑えていきましょう。

公式ドキュメント document.intra-mart.jp